これまで総合的な歯科医療にこだわってきました。 それは、審美的な見た目の美しさはもちろんのこと、健康的に咬むことができる事で、患者様に心から笑顔になってもらうことができると考えているからです。
「歯並びを治したいから、矯正歯科」「前歯を白くしたいから、審美専門歯科」…普通はそう考えてしまうと思います。しかし1つに特化した治療では、審美性・機能性、2つを併せ持った”機能美”に優れた、お口の中の健康を作り上げることは不可能です。
口腔内全体をトータルに考え、インプラント治療、補綴治療、審美治療、歯周病治療、矯正治療、予防治療を組み合わせた「総合歯科医療」を行っています。
一口腔単位の治療
10年、20年先までを見越した治療計画を患者様にご提案
これまでの歯科医療は、虫歯になった歯だけ、あるいは痛みがある歯だけを見て治療を進めがちでした。しかしそういった治療だけでは、長期的に安定するとは限りません。 歯並びが悪かったり、咬み合せが安定していないなど、根本的な原因が別の場所にあることも多いからです。
必ず、一人一人の患者様に対して、細かなコンサルティング(説明)をします。それは1本の歯だけではなく、お口の中全体を1つのまとまりと考え、10年、20年先までを見越した治療計画です。 そして患者様のご予算を含め、ご要望を充分に伺った上で、オーダーメイドで最も理想的な治療プランを提案します。
削らない歯科治療
治療を長持ちさせ、歯を長期的に保存する
最後に削らない歯科治療とはご自身の歯をできるだけ長く使っていただけるよう、歯の健康な部分を極力削らず治療するということを目的とします。 医療技術の発展、歯科材料の進歩により、削らない治療というのが可能になってきております。もちろん虫歯治療において虫歯を取り残した上で治療を完了してしまうと、再び虫歯により歯の痛みが起こってしまったり、歯が欠けたりといったトラブルが早期に起こってきます。被せ物を製作し、装着する際にも歯の削合量が不足してしまうと、被せ物が入らなかったり、被せ物のフィットが悪かったり、簡単に取れてしまうといったことが起こってきます。
ただ一方で、歯を大きく削る、歯の神経を取るという治療は、歯の健康な部分の残存量を減らしてしまい、歯の破折、根の先の病気を引き起こすこともあります。そして長期的にはその歯を失うリスクを増大させることとなり、歯の寿命を縮めることとなります。
つまり施術前に十分な診査・診断を行い、MI(Minimal Intervention:歯の治療 において、歯や歯の神経への犠牲を最小限に抑え、本当に悪くなったところだけを削除して 修復する治療法)の遂行により、本当に必要最小限の削合のみ行うということが重要となってきます。必要最小限の削合のみ行い、ベストの治療結果を追求することが、治療を長持ちさせ、歯を長期的に保存することにつながります。
しっかり咬めることの大切さ
何歳になってもしっかり咬むことができる幸せを
総合歯科医療の中でも、とりわけ咬み合せを重視して治療しています。お口の中には28本の歯がありますが(親知らず除く)、1本1本の歯がピースとなって機能することで28本の歯がバランスよく噛むことができるのです。 もし1本でも歯がなくなるとそのバランスは崩れ、他の歯や顎関節に負担がかかり、しっかり咬むことは難しくなるでしょう。少ない本数の歯の損失ならば、隣の歯の力を借りて治すブリッジと呼ばれる治療がありますが、たくさんの本数になると、入れ歯でないと補えないようなケースも出てきます。
しかし入れ歯では、以前の自分の歯のように”しっかり”とは咬むことはできず、咀嚼能率が著しく減少し、しいてはQOL(Quality of Life:生活の質)の低下につながってしまいます。 そこで当院はインプラント治療を推進しています。チタンと呼ばれる人工歯根(インプラント)を歯が失ったところに埋入することで、周りの歯に負担をかけずに、以前そこにあった自分の歯のように思いっきり咬むことが可能になるのです。
まさに”第二の永久歯”とも呼べる最高水準の治療法です。我々は高度なインプラント技術を用いて、失われた歯のピースを復元し、何歳になってもしっかり咬むことができる幸せを皆さんにご提供させていただきます。